1月31日、平成28年度第3次補正予算を審議する参議院予算委員会にて質問に立ちました。NHKにて生中継されたこともあり、終了後、多くの方々からお手紙を頂戴するなど、大きな反響をいただきました。
今回は、第3次補正予算に計上されている災害対策費及び防衛費に関連して、大きく分けて4点、政府へ質問させていただきました。その内容を本日はご報告いたします。
【迅速な災害復旧復興と防災・減災の取組みについて】、安倍総理に決意を伺いました。
それに対し、「これまで得られた教訓や生み出された制度、そして知恵を総動員して、不断の見直しを行いつつ、ソフト、ハード一体となった総合的な防災・減災対策に万全を期していきたい」という答弁をいただきました。
【災害対策と建設業従事者の処遇改善、担い手確保について】、2点、石井国交相に質問しました。
1)建設業技能労働者の若年層が入職しづらい現状の認識と対策と更なる処遇改善について
・技能労働者の公共工事設計労務単価を四度にわたって引き上げてきた。
・社会保険加入を促進している。
・週休二日モデル工事の実施や女性の働きやすい現場の職場環境改善に取り組んでいる。
・施行時期の平準化を図っている。
との答弁を通して、技能労働者の確保、育成にしっかり取り組むと明言されました。
2)担い手三法が国及び自治体と民間事業者に加え、民間事業者同士の場合にも適用されるべきではないか。
これに対して、
・発注者が自己の取引上の地位を利用して不当に低い請負金額での契約を締結しないよう建設業法令遵守ガイドラインの周知徹底。
・民間工事指針の策定。
・業界団体などに対する適正な賃金水準の確保の要請をしている。
等の取り組みを通し、国交省設置の建設産業政策会議で、民間工事を含めた技能労働者の処遇改善策についても議論を深めると答弁いただきました。
【災害発生時の被災者支援女性自衛官チーム結成について】、安倍総理に決断を求めました。
具体的には、「災害発生後、混乱期の一定期間、被災者支援女性自衛官を結成する、または教育隊の皆さんに、専門的な訓練、経験値の共有、即応体制の確立をしてはどうか」との質問に対して、
「自衛隊が役割をより一層有効に果たしていくためには、女性の力は絶対的に必要であると考える。被災者支援には女性自衛官による対応体制の充実強化は重要な課題と考える。各種災害への対応に万全を期すため、必要な体制の整備についてしっかりと検討していく」と、明確な答弁をしていただきました。
最後に、【自衛官のソフト面の改善について】、稲田防衛相に2点質問しました。
1)自衛官への子育て支援、24時間託児所等の拡充・展開の今後の取り組みについて
自衛隊の任務の特殊性を踏まえ庁内託児所施設の整備を進めている。今後も各種の環境整備に努めていく。
2)災害時において、予備自衛官の方々も安心して任務にあたれるよう、自衛官と同様に託児所等の利用を可能とすべきでは。
災害派遣等の緊急登庁時において、隊員の子どもを自衛隊の駐屯地で一時的に預かる体制の整備を進めている。予備自衛官が招集されて活動を行う場合を含め、子供を一時預かる体制を検討し、緊急登庁支援の更なる充実を図る。
との答弁をいただき、大きく前進することを約束していただきました。
安心して仕事に取り組んでいただける環境づくりをする。災害が生じたときのセーフティーネット社会を作る。政治の責任を果たしていくことに、三浦のぶひろ、全力で取り組んで参ります。