多様な役割を持つ「都市農業」の活性化を

熊本県、大分県では、先般の大地震で被災された多くの方々が、いまだ過酷な避難生活を余儀なくされております。遠く離れた神奈川の地からではありますが、一日も早い復興を心よりお祈りするとともに、私自身も責任与党の一員として、復興支援のために行動してまいります。

さて、今回のメールマガジンでは「農業」の大切さについて発信させていただきます。先日、JA(農協)の方と懇談する機会がありました。JAでは現在、「笑味(えみ)ちゃん」という愛らしいキャラクターを用いて、みんなの「よい食」を応援する企画を進めています。これは、心と体を支える食の大切さ、農業の価値を伝えるもので、お子さんのみならず、全ての方々に知っていただきたい大切な取り組みだと感じました。

笑味(えみ)ちゃん
笑味(えみ)ちゃん

神奈川県中を回っていると、横浜、川崎などの都市部も含めて、とても多くの農地が広がっており、農業には美しい景観や国土の保水性を保つなど、多様な役割があることに気付かされます。また、実際に農業体験をすることで、生命の営みに触れ、心が潤された経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

公明党が推進し昨年制定された「都市農業振興基本法」に基づき、政府はいま、「都市農業振興計画」の策定を進めております。これは上記のような農業の多面的機能を見直し、都市における農地の位置付けを、「宅地化すべきもの」から「都市にあるべきもの」へと大きく転換するものです。

とはいえ、農業関係者の皆さんに話を伺うと、誰もが、担い手の高齢化や後継者の問題をあげられます。今後、農地の相続税の納税猶予や固定資産税の優遇など、必要な措置を実現させなければなりません。

食卓を支え、ニッポンの礎となる「農」について、さらに現場に足を運び、もっと勉強をさせていただきながら、三浦のぶひろは、持続可能な農業政策を真剣に進めてまいります。