訴え続けたピクトグラムが実現!!
望まない受動喫煙を防ぐための健康増進法改正で
望まない受動喫煙を防ぐための健康増進法改正で
受動喫煙対策を強化する改正健康増進法が、2018年7月18日、参院本会議で与党などの賛成多数で可決、成立しました。本改正は、望まない受動喫煙の防止を図るため、特に健康影響が大きい子ども、患者の皆さんに配慮し、多くの方が利用する施設は原則禁煙とし、管理者の方が講ずべき措置等について定めたものです。違反した場合には罰則が適用されます。一定の条件を満たす小規模飲食店は喫煙可能ですが、標識の掲示が義務付けられています。
三浦のぶひろは、国会質疑を通じて、標識の掲示義務に際して、統一していることが不可欠であり、標識としてピクトグラムを導入すべきであると、一貫して訴え、実現するなど、法律の運用、制度設計に質疑の内容が数多く反映されました。候補者時代より取り組んできた、がん対策が一歩前進しました。
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三浦のぶひろ 施設や領域、場所等が禁煙か喫煙か、また、日本人も外国の方も誰が見ても一目瞭然で分かるように、禁煙のマーク、喫煙のマーク、例えば飲食店ならば、たばこに対するスタンスが分かる統一のピクトグラム(案内用図記号)を作り、明示すべき。JIS規格等の取得まで取組んでほしい。
厚生労働省健康局長 健康増進法の一部を改正する法律案では、禁煙措置や喫煙場所の特定を行い、喫煙が可能となる場所に掲示を義務付けることになっている。掲示については、今ピクトグラムという委員からの御提案もございましたが、誰にでも分かりやすい、そうしたものである必要があると思う。今後、モデル的な様式をお示しすることも含めて、しっかりと検討を進めていきたい。
三浦のぶひろ 禁煙表示を義務化しないにしても、厚労省がモデル的な共通案を作成してホームページでダウンロード可能な内容にする、あるいは本法案が成立、施行以降、新たに国際規格である禁煙マークを作成し、国際規格を取得して世界共通化を図るなど、むしろ日本が積極的に禁煙に踏み込んだという取組を進めては如何。
厚生労働省健康局長 法案では禁煙措置や喫煙場所の特定を行い、喫煙が可能となる場所に標識の掲示を義務付けることとした。標識の表示の方法や内容は今後検討の上でお示ししたいが、標識の配布方法も、御指摘のホームページでダウンロード可能とする方法も含め、今後検討してまいりたい。
2020年4月1日以降の表示義務付けに対応し、標識に用いられる加熱式たばこ専用喫煙室のピクトグラムの利用促進のため、日本工業規格(JIS)は、2019年7月、JIS Z8210(案内用図記号)に「加熱式たばこ専用喫煙室」を追加しました。
JIS Z8210(案内用図記号)
「加熱式たばこ専用喫煙室」
提案通り、ピクトグラム化された統一標識が、禁煙も含めて16種類作成されました。厚生労働省の特設サイトに指定された標識として全て掲載され、ダウンロード可能に。掲示義務に対応した統一標識が簡易に入手できるようになりました。
「なくそう!望まない受動喫煙」Webサイトより