公明党ウェブサイトに、「一人の全盲少女の声が形に 来年度中の使用開始へ 横浜市」の記事が掲載されました。
(以下、引用)
一人の全盲少女の声が形に―。JR東日本はこのほど、鶴見駅(横浜市鶴見区)の京浜東北線ホームに、転落防止用のホームドアを設置すると発表した。同社が神奈川県内にホームドアの設置を決めたのは、これが初めて。公明党の市、県、国のネットワークの力の後押しが実り、今、地域住民に喜びが広がっている。
「転落の心配なくなる。ありがたい」
2014年3月、公明党の尾崎太市議は、横浜市鶴見区に住む親子から相談を受けた。都内の盲学校中学部に通っていた田中沙季さんと母親の夕加里さんが訴えたのは、JR鶴見駅の京浜東北線ホームの危険な状況だった。
沙季さんは、生後間もなく目の病気で右目を失明し、左目も小学3年生のときに失明。通学は夕加里さんが付き添い、同ホームを利用していた。「駆け込み乗車をしようとする人とぶつかって、何度も転倒しそうになった」と尾崎市議に訴える沙季さん。安全確保のために白杖を突きながら歩いていると、それにつまずいた人から怒鳴られることが何度もあった。混雑時のホームでは使えず、持っているだけになってしまうという。夕加里さんも、いずれ一人で通学しなければならない沙季さんの安全を考えると、不安でいっぱいだった。
鶴見駅の1日当たりの乗降客数は約16万人で、朝夕ピーク時の京浜東北線ホームは、いつ転落事故が起きてもおかしくないほど混雑している。
これまでにも住民から同駅の危険に関する声を聞いていた尾崎市議は、「事故が起きてからでは遅い。安全対策を急がなければ」と、同年5月の定例会で、ホームドアの早期設置を市に要望。翌15年10月の決算第一特別委員会でも重ねて訴え、鈴木秀志県議と連携して関係機関に働き掛けた。また、党市議団(高橋正治団長)としても、市に対して15年度と16年度の予算要望の中で早期実現を求めた。
しかし、ホームドアの設置は、鉄道事業者が主体となり、国、県、市が補助金を出し合って推進される事業のため、その予算確保が大きな課題となり、設置は決まらないままだった。
石井国交相にJR鶴見駅へのホームドア設置を要望する三浦氏と鈴木県議=3月23日 国交省今年3月23日、公明党の三浦のぶひろ国際局次長(参院選候補=神奈川選挙区)が上田勇県代表(衆院議員)、鈴木県議と共に、石井啓一国土交通相(公明党)に会い、混雑時の写真を見せ、JR鶴見駅へのホームドア設置を直談判した。
これをきっかけに事態が急展開。JR東日本は5月20日、鶴見駅の京浜東北線ホームに、国と県、市の協力のもと、ホームドアを設置する工事を行うと発表。工事は今月以降に始まり、来年度中の使用開始を予定している。同社は、将来的には、県内の京浜東北線全駅でホームドアを設置したいとしている。
三浦氏ら公明のネットワークで後押し
田中さん親子と三浦氏は今月11日、間もなく工事が始まるJR鶴見駅の京浜東北線ホームを訪れた。
「ホームドアが付けば、落ちる心配がなくなるので、すごくありがたいです」と感謝する沙季さん。三浦氏は「多くの人命を守るホームドアを、この鶴見駅を突破口に県内へ広げていきます」と、沙季さんと固い握手を交わした。
喜び合う田中さん親子を見つめ、鈴木県議と尾崎市議はあらためて決意していた。
「三浦さんをはじめとする公明党の強い働き掛けと、JR東日本や横浜市などの協力で設置が決まり、地域は喜びで沸き上がっています。これからも“小さな声”を受け止め、公明党のネットワークの力で政策を実現していきます」
(引用ここまで)