活字文化の復興で心に栄養を!

今月24日、本年夏の参院選・神奈川選挙区の予定候補者として、自由民主党から「推薦」の決定を頂きました。自公連立政権を一段と安定させ、経済再生をはじめとする重要政策を着実に推進するべく、私自身の持てる力をぜひとも国政の場で発揮させて頂きたいと決意しております。

さて、先日、神奈川県書店商業組合の筒井正博理事長と対談させて頂きました。とても有意義な内容でしたので、私の公式ウェブサイトでも紹介する予定です。対談のテーマは「活字文化の重要性」。筒井理事長は印象的なエピソードを語って下さいました。

例えば、東日本大震災の直後、当然ですが、水、食料、燃料などの輸送が最優先される中、組合としては様子を見守る状況がしばらく続き、その後、被災地に「本」が届けられるようになると、「つらい気持ちが癒された」「もっと多くの本を読みたい」との声が被災地から数多く寄せられたそうです。
また、被災地の子どもたちが1冊のマンガ本を回し読みして、全員が読み終わった時には、そのマンガ本の厚さが2倍近くに膨らんでいたというエピソードも伺いました。苦境の中でこそ必要になる「心の栄養」。それを与えてくれる本の力、活字の力をあらためて再認識する機会となりました。

現在、タブレット端末やスマホなどで閲覧できる電子書籍が普及していますが、私は、紙による活字文化はなくならないし、絶対に残していくべきであると考えます。人間が営む知的活動には、紙の書物や新聞が欠かせない要素であると思うのです。
さらに、「文化の保全」という観点からも、一瞬にして消去されたり、規格の変更で読み取れなくなったりする電子データだけに頼るのではなく、やはり「紙に残して」こそ、その国の文化や歴史が確かに継承されていくものではないでしょうか。

筒井理事長との対談では、書籍などを購入するための「知的振興券」や、地元書店でコミュニケーションを図りながら活用できるお得な「図書カード」の発行など具体的なアイデアも話題になりました。
思えば、私が住む横浜市は「日刊新聞発祥の地」であり、神奈川県は近代日本の活字文化の発信地ともいえます。
長年、学生たちの育成に携わり、書物に触れる大切さを伝えてきた教育者として、三浦のぶひろは「活字文化の復興」にも全力を注いでいきます。