今月19日、山口代表とともに、川崎市にある「JFEスチール株式会社」の東日本製鉄所と「エリーパワー株式会社」へ視察に行かせていただきました。
JFEスチールは粗鋼(加工する前の鋼)の生産量で世界トップレベルを誇る業界の雄、エリーパワーは主に家庭用蓄電池を製造する新進気鋭の企業です。どちらも私の専門である金属工学に深く関わる企業であり、とても興味深く話を伺わせていただきました。
JFEスチールの北野所長は、日本が国際競争力を保っていくには「新しい技術で高品質な製品をいかに早く作るかが重要」と強調。また、エリーパワーの担当者は、高い安全性の同社製品は「震災などの場面でも2次被害を防ぐことができる」と誇りを持って語られていました。
どちらの現場でも特に感銘したのは、働く方々の職人魂と、その連携です。大きな企業にあって、一人一人が確固たるプロ意識と磨かれた技術を持ち、かつ、それらの心と技が一つに集約されて高品質の鉄鋼や蓄電池が生み出されていました。
かつて私も夜な夜な研究室にこもっては実験を繰り返し、論文作成に没頭しては専門的な知見を身につけましたが、異なる専門家同士のヨコの連携があってこそ、社会に有益な新しい成果が生まれることを実感してきました。
原発の廃炉問題などオールジャパンで取り組むべき課題に直面する今こそ、わが国が誇る先進科学技術をいち早く結集し、総力を挙げて世界に貢献し得るモデルを作るべきだと思います。その礎を築くため、三浦のぶひろは、政治の正しいリーダーシップで日本の新たな夜明けを開いていく決意です!