「災害時あんしんカード」をお手元へ!

熊本地震の発生から、まもなく1カ月。本格的な復興への歩みは始まったばかりです。被災された方々のために何ができるのかを考え、募金活動など私の立場でやれることを全力で進めてまいります。

神奈川県においては「首都直下型地震」や「南海トラフ地震」での被災の可能性が指摘されており、ハードとソフトの両面で着実な「備え」を強化していく必要があります。老朽化したインフラの点検、行政の体制整備などに加えて、私は、地域における「自主防災意識」の向上が大切だと考えます。

行政や自衛隊、ボランティアの方々などの緊急支援は心強いものですが、発災時に最初に対応するのは、何より、そこで暮らす私たち自身です。熊本地震においても、崩れた建物の下敷きになった方々を近所の人が見つけ、速やかな救助につなげたことなどが報じられていました。地域の人々の間に、密接なつながりがあるかどうか。一人一人が緊急時の意識を持っているかどうか。初動段階では、それらがとても重要になります。

私が事務局長を務める公明党神奈川県本部の「3.11を忘れない防災・減災プロジェクト」では、現在、自主防災意識の向上を目指し、「災害時あんしんカード」を県民の皆様に積極的に配布しています。これは常に身に付けられるカードサイズのもので、一時避難所の場所、自身のプロフィル、持病、服用している薬、緊急連絡先などを記せるようになっています。

さらに私は、本年2月、退職自衛隊員等で組織する神奈川県隊友会横須賀支部と逗子市のパイプ役を担い、「大規模災害時等における隊友会の支援協力に関する協定」の締結に尽力させていただきました。これは、地元に暮らす自衛隊出身者の豊富な経験を役立てるもので、万が一の災害発生時には、自治体の応急対策に大きく寄与します。
防衛大学校の教官時代に培った経験を生かし、私は、この「災害協定」の拡大を神奈川県内全域に広げてまいります。

いずれにせよ、防災・減災にあたっては、私たち自身が平時から意識を高め、地域の防災力を向上していくことが不可欠です。私、三浦のぶひろは、安全・安心の社会を築くため一生懸命に汗を流してまいります!